ステッピングモーター駆動のモバイル赤道儀を自作する その2 ZTF彗星撮影まで

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前回に引き続き赤道儀の自作ログ。
初号機からの問題点を改善し、弐号機を製作しました。
とりあえずこれで完了して、ZTF彗星を撮影してみました。

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設計を見直した赤道儀

今回、初号機問題点を見直し、設計を変更しました。

やはりヒンジの開閉だとガタが多かった。
ですので、今回は開閉部を本体と一体化したモデルに変更。

当初ベアリングを使う予定は無かったのですが、
Amazonを見たらミニチュアベアリングが安かったので導入する事にしました。

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ベアリング周りの設計はややミスってしまい、キツク締めこむ事が出来なくなってしまいましたwww

あと、押し出す角度斜めにしてみました。
一応シュミレーションして角度を決めましたが、数時間とか露光する事は無いので真っすぐ上でも良かったかも。

全容の動画

何はともあれ、全容を動画にしています。
どーぞ。

動画中でベアリングが600円くらいとか言ってるけど、嘘でしたね。
500円くらい。

とまぁ こんな具合ですが、簡単な詳細を書いておきます。

部品類

自分で作ってみたい人にとっては、動画より止まった映像のほうが良いでしょうからUP。
ただテキトー過ぎてピンボケしました。


全体。

雲台は当然別途購入です。
というか手持ちのモノを使ってますので、私的には費用は発生してません。

これはステッピングモータードライバーとステッピングモーター。
このステッピングモーターは研究用で以前購入したドライバーなのですが、かなりの優れもの。
回転数調整、リミットスイッチ、回転方向スイッチ、モードチェンジ機能などがあります。
そしてモバイルバッテリー駆動が可能。

私はリミットスイッチをストップスイッチとして使っていますが、反転スイッチにも出来ます。
スピード調整に関してもHiとLowモードがあり、Hiで最小1回転128秒、Lowだともっと遅く出来ます。

こいつがあれば赤道儀自作は余裕です。

今回の印刷物です。
画面左の筒をモーターで回転させてボルト回します。
それが台座を押し出し回転させる構造。
単純です。

使う際に分かり易くなるように、Hiモードの最小回転数『1回転128秒』に合わせて設計しています。
Lowモードでさらに低速に出来るので、状況に応じた変更も可能なのがミソ。

ボルト類です。
左から ジョイント部のボルト、押し出し用ボルトと袋ナット(点で押せるのと、ガイドに沿って動かす為)、モーターマウントボルト、覗き穴固定用ねじ。
そんな感じです。

そしてベアリング。
4つもいらないのですが、4つ入りでしたので全部使う設計に。
この設計で小さなミスを犯しましたが・・・。

費用

私がこのために購入したのはベアリングとボルドだけですが、
一応全体を記載。

雲台 ¥2599
ベアリング ¥529
ステッピングモーター ¥650
モータードライバー ¥2268(定価?)
各ボルト類 ¥250くらい?
¥6348

大体こんな感じでしょうか。
ボルト類はバラで買ったり、余ってたモノも使ってるので結構テキトーです。
モータードライバーは恐らく日本市場に入ってない気がするので為替レートで変化します。

他はAmazonでそろいますね。

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弐号機 完成

初号機からですが、アルカ互換です。
リミットスイッチを付けた分、メカメカしくなりました。


↑が初号機
それなりに違いますね。

話題のZTF彗星を撮影してみた

ちょうど良いタイミングでZTF彗星登場です。

というか、せっかくだからこの彗星をとる為に今のタイミングで作りました。

彗星の尾までシッカリ写したいんですが、そこまで写せない・・・。
コツがあるんだろうか?? それとも私のレンズでは写らないのか??

とはいえ、EF200mm F2.8Lにエクステンダーを付け、280mm相当で20秒の露光が大丈夫でしたのでナカナカの良い感じなのでは?
と自画自賛です。
広角ならかなり露光出来るのは確実です。

そんなこんなで赤道儀の自作完了です。

新しい知識って面白いなー。
ではでは。

  • hatena

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