ようやく使ってみたかったレンズを手に入れました。
・・・がしかし、ジャンクレンズの醍醐味。
マジでジャンク を掴んでしまって、ややガッカリですが、室内で撮っていたら何とか行けそうだったので本日はそのお試し。
コンパクト中望遠 Zuiko 85mm F2
このZuiko 85mm F2はかなり欲しかったレンズでした。
元々このOMシステムは、当時の一眼レフカメラの【デカい】【重い】【うるさい】という三悪を徹底的に追及したモデルという事です。
ワタシも完全に同意で、今のデジタル一眼でも言える事ですが、ナゼ某有名メーカー達は巨大なボディーにするのでしょうか?
大体にして今のデジタルカメラにおいてミラーの存在とはいかに??
フィルムならミラーの存在意義も分かりますが、デジタル処理後の画がディスプレイで見えるにも関わらず、
わざわざミラーでレンズの向こうの見せる意味は何なんだろう?
スポーツ撮影のようなモノならディスプレイの反応速度が影響するだろうから、分からなくも無いですが、昨今のEVFは早いですよね。
もう2大メーカー様もミラーレスに傾倒して欲しいなぁー と思います。
で、逸れましたがこの【Zuiko 85mm F2】は実にOMシステムらしいコンパクトなレンズ。
タクマーの50mmと同等の大きさなので、とても軽く持ち出しやすいレンズなのです。
ワタシがα7のデジタルレンズを買わないのは、『デカい』『高い』が大きな原因。
『フルサイズだから』 と言われたりしますが、あんな機動力が無い大きさに あの金額は出したくない。
良いデジタルレンズが欲しければマイクロフォーサーズ機を買ったほうが安上がりだと思っています。
全然関係無いけど、日本人って本来は小さな物に美意識を見出せる文化でしょう。
『大きいから良い物』というのは欧米的な気がします。
何でもかんでもコンパクトにすれば良いというワケでは無いけれど、良く考えらてコンパクトに収めた物には『美学』があると思うのです。
という事で、とても欲しかった85f2ですが文頭の通り 手にしたタマは勿論ジャンク。
普段、ジャンクには1諭吉さんまでにしているのですが、失敗が無かったのを良いことに、
完全にポジティブマインドになってしまい2諭吉近辺まで逝ってしまいました。
そして届いた玉は、やはりジャンク!!
しかもコーティングが侵されてるーーー。
失敗であります。
何となくZUIKOのコーティングはカビに弱い気がします。
親しい方のZUIKOレンズも同様の事があって、くもりが取れません。
実物が見れない場合はポジティブシンキングは要注意です。
試し撮り
そんなクモリ玉ですが、室内で撮った感じギリギリいける?って感じだったので、試してみました。
画像では分かりにくいですが、クモリを取ろうと思って結構頑張った結果、コーティングを傷つけた上に カビに侵されたと思われる跡が玉ボケに写りこんでいます。
以下はそんな状態のレンズです。
ちなみに、ジャンクな部分はよりによって最後部の玉です(TT)
感想
本レンズは銀縁なので、多分4群6枚の前期だと思う。
変更があったらしい2群目は完全に分解しなかったので、確証は無いけどモノコートだし多分そう。
確実に写りに影響のあるレンズ状態なワリに、ある程度まともに写ってる。
このレンズって根っからのZUIKOファンには微妙なレンズらしく、コントラストが低めで開放では低解像と言われているみたい。
レンズのクモリを加味すれば全然良いと思うけど。
発色がコッテリ系じゃ無いのがまた良い。
確かにやや眠い画な傾向っぽいけど、ダイナミックレンジが広い気がする。
RAWで撮って編集すると面白い。
ワタシ的にはとても好みなんだけど、難有りという気持ちを抱えているのがとても残念・・・。
ジャンクから復活させるのもジャンク漁りの面白さでありますが、やっぱりジャンクを掴むのも悲しい醍醐味であります。
誰か、後群以外が壮絶にジャンクな85f2持ってないかなー・・・
ではでは